2021年08月18日
オリンピック大国・ハンガリー
少し旧聞になりますが、パラリンピック開幕前ということで、お許しください。東京オリンピックの話です。
日本がこの度の東京オリンピックで獲得したメダルは、金メダル27、銀メダル14、銅メダル17の総計58個でした。過去最多を更新し、金メダル数で堂々の世界第3位。自国開催の面目を保ちました。
https://sports.nhk.or.jp/olympic/sports/medals/all
人口比で見ると、2位の中国(金38個)には余裕で、1位の米国(39個)にも上回っており、素晴らしい成果と言えます。ただ、4位の英国(22個)の人口は日本の半分程度の6600万人ですので、負けています。5位のROC(ロシアオリンピック委員会、20個)には勝っていますが、人口2500万人のオーストラリア(17個)には完敗です。
そして、人口1000万人に満たないハンガリーはというと、なんと金メダル6個、銀、銅とも7個の計20個のメダルを獲得しています。日本の人口の10分の1以下ですので、日本と同じ人口だったら、金メダルを60個以上獲得することになります。
もちろん机上の空論ではありますが、ハンガリーがオリンピックに強いという話に納得のメダル数です。「ハンガリーはマッチョな国」という見方を聞いたことがあるのですが、うなずけます。ブダペストの中心部、ドナウ川に浮かぶマルギット島を散策した際には多くのランナーを見かけましたが、みなさん運動好き、運動の大切さを知っているのでしょう。
ちなみに、ハンガリーは柔道だけでなく、空手でもメダルを獲得しており、親日国ということをすごく感じさせました。お家芸といわれる水球が銅メダル2つで終わったのは、残念なことでした。